我が家は一人目を妊娠してから、セックスレスでした。
7年間全くセックスしていないというわけではありませんが、セックスレス。
日本性科学学会によると、「1か月以上セックスをしていないカップル」はセックスレスとのこと。
- 二人目の子作りセックス
- 二人目が卒乳してから、数カ月に1回位のセックス
はあったものの、7年間でセックスしたのは数えると数回。
性的なことを除けば関係は良好で、育児や家事を二人で協力できる良い関係でした。
私の思い
一人目の妊娠をきっかけにセックスレスが始まりました。
自分なりに妊娠、産後のセックスレスの原因を考えてみたら
- セックスしたくない
- 性的なことは一切無理
という感じです。
完全に拒絶するという状態は一時的だったものの、その状態を引きずってセックスレス状態はずっと続いていました。
完全に拒絶する状態を脱したあと、といっても一人目の妊娠から数て6年が経った頃辺りから、少しずつ性欲が戻ってきているような感じがありました。
たまにセックスしたいと思う時もありました。
セックスしたいのなら、自分から誘えばいいと思うかもしれません。
しかし、スキンシップに関して夫から言われた一言が私の胸にずっと引っかかっていて、自分から誘うという気持ちにはなれませんでした。
また、夫も仕事が忙しく、家でも忙しそうにしていて、今はセックスのことは言わない方がいいのかなぁという気持ちもありました。
セックスのことは話し合わないとなぁと思ってはいたものの、
- セックス以外はうまくいっているので、今以上に関係が悪くなったらどうしようという不安
- 良くないとは思いながらも、見てみぬふりでの現状維持
と、セックスのことから逃げていました。それでも、
- たまにちょっと良い雰囲気になる時があっても、なんかぎくしゃくして微妙な空気が流れる険悪な状態
- ずっとこのままの状態で年を取っていく?
- いつか仮面夫婦になってしまうのでは?
という思いもあり、勇気を出して夫と話し合ってみました。
夫とセックスレスについて話し合う
ゆっくり話し合えるように、子ども達が寝たあとの夜に話を切り出しました。
話を切り出すのに、すごく緊張しましたが、自分の気持ちを全部伝えたうえで、夫の気持ちも聞こうと思っていました。
- セックスレスや性的なことでぎすぎすしている原因は自分にあると思っていること
- 一人目を妊娠してから性的なことに対して、拒絶していたことを今は申し訳なく思っていること
- 当時は、とてもセックスしたいと思えなかった
- 今はセックスしたいという気持ちがあり、崩れてしまった性的な関係も良くしていきたいと思っていること
- スキンシップの言葉を引きずっていて、自分から行動を起こすことができなかったこと
- 夫の正直な気持ちを教えてほしいということ
を、夫に伝えました。
夫は真剣に私の話を聞いてくれ、自分の思いを教えてくれました。
- 妊娠、出産はすごく大変なことだし、セックスのことを考えられなくなったというのは分かる
- セックスを誘って、断られるのはつらかった
- 誘って断られるのはつらいから、断られたくないという思いから誘わなくなった
- セックスしたいという気持ちはずっとあったけど、自分の中で折り合いをつけて、仕方がないとあきらめていた
ということを話してくれました。
お互いがセックスに対して思っていることをここまで真剣に話し合ったのは、初めてのこと。
私は、夫がセックスしたいという気持ちを持ちながらも、私の状態から仕方がないとあきらめていたことを、話し合いを持ったことで初めて知りました。
反対に夫は、私がスキンシップに対する夫の発言をずっと引きずっていることを知らなかったこと、今はセックスをしたいと思っていることを初めて知ったと言っていました。
話し合って一番良かったのは、今の私たちはお互いにセックスしたいという気持ちがあると分かったこと。
言わないからセックスしたくないというわけではなかったということが分かりました。
セックスは二人でするものなのに、
- 二人がすれ違ったまま
- お互いの気持ちを知らないまま
の状態だったのです。
話し合ったことで、お互いの気持ちを理解することができ、これからはセックスしようということになりました。
お互いの気持ちを知ることが大切
思い切って話し合いをして感じたのは、お互いの気持ちを知ることが大切だということ。
- 相手の気持ちや考えは、実際に聞いてみないと分からない
- 自分の気持ちや考えも、伝えなければ伝わらない
当たり前のことなのですが、できていませんでした。
特に、セックスのことって話しにくいですし、レスの時はなおさら話しにくい。
実際に夫と話し合ってみて、夫も私と同じようにセックスレスのことについて悩んでいたことが初めて分かったんです。
話し合うまでは、セックスレスのことについて話したことなどありませんでした。

スキンシップもなく、セックスレスのことも言わない夫は、もうセックスしたくないのかなぁと思いこんでいました。
夫も、セックスレスの状態のままでは良くないし、嫌だとは思いながらも、私がセックスしたくないのだろうなぁと思っていたようです。
そのため、セックスのことについて話すことを避けていたとのことでした。
すごく勇気がいりましたが、思い切って話し合ってみて良かったです。
話し合うためには準備がおすすめ
私は、セックスのことについて話し合おうと決めてからは、話し合いのためのメモを作りました。
- 自分自身はセックスレスのことについてどう思っているのか
- 今後、自分はどうしたいのか
- 夫に聞きたいこと
紙に書くことで、自分の考えもまとめられて、とても役立ちました。
実際にメモを作る作業は結構大変で、1週間くらい悩み続けました。
考えるとつらいし、涙も出てくるし、頭がぐちゃぐちゃになるし、と大変な作業でしたが、落ち着いてじっくり考える良い機会にもなりました。



一人でじっくり向き合える時と場所を選んでくださいね。
私は毎回泣いていました。
おわりに
7年にわたるセックスレスについて、夫と話し合ったことについてまとめました。
一人目を妊娠してからのセックスレスだったので、7年間。
振り返ると、夫には申し訳なかったと思います。
今では、月に1~2回はセックスするようになりました。
出産前のように、二人のタイミングだけで決められないのが、難しさでもあります。
なかなかできるタイミングがなくてもやもやしていた時に、夫から言われた言葉があります。
「昔は良かったと懐かしんで同じ状態を求めるのではなくて、新しい形を考えよう」
この言葉を聞いて、ハッとしたのを今でも覚えています。
今の自分たちで一番良い状態を考えていくことが大切なんだなぁと感じました。



今は平日の昼間にしたり、夜に別室でしたりと、子どもたちが大きくなるまでの今を楽しんでいます。
セックスレスを経て、話し合った結果、お互いに無理することなく、二人のペースでセックスするのが一番良い。
今はそんな感じでうまくいっています。
セックスレスの話し合いをきっかけに、性のこと以外も昔よりも話し合えるようになりました。
これからも、いろいろなことがあると思いますが、お互いに話し合える関係でいたいなぁと思います。
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